副業・フリーランス向け
仕訳帳Excelを無料で配布します
登録不要・そのままダウンロード。入力すると科目別集計と試算表まで自動で出ます(免税事業者向け)
まずはダウンロードしてください。会員登録・メールアドレスの登録は必要ありません。ファイルを開いて、そのまま入力を始められます。
- 仕訳入力: 実際に入力するシート。日付・摘要・借方科目・貸方科目・金額の5項目だけで、200行分用意しています(月15件ペースなら1年分が入ります。足りない場合の増やし方は後述します)
- 科目別集計: 入力した仕訳から、科目ごとの借方合計・貸方合計・差引残高を自動集計します。手を入れる必要はありません。シート下部には入力漏れを見つけるための「検算」欄を用意しています(後述)
- 試算表: 集計結果をもとに、資産・負債・資本・収益・費用の残高を一覧表示します。貸借が合っているかの確認用です
- 科目マスタ: 使う勘定科目の一覧です。42項目を、資産・負債・資本・収益・費用の区分付きで載せています
理由は、消費税の計算をきちんと行うには、1つの仕訳の借方・貸方それぞれに区分を持たせ、インボイス(適格請求書)かどうかまで管理する必要があり、Excelで中途半端に作ると、かえって間違いのもとになるためです。中途半端な集計欄を置くより、「免税事業者が帳簿をつける」ことに絞ったほうが確実に使えると判断しました。
売上が1,000万円を超えて課税事業者になった場合や、インボイス発行事業者に登録した場合は、会計ソフトへ移行してください。
操作はシンプルです。「仕訳入力」シートの3行目から、上から順に入力していくだけです。集計シートと試算表は数式が組んであるので、入力すれば自動で反映されます。
- ① 日付と摘要を入れる: 摘要は「何に使ったか」が後から分かる書き方にします。「〇〇社 打合せ 交通費」のように、相手先と内容をセットで書いておくと後で困りません
- ② 借方科目と貸方科目を選ぶ: 科目マスタにある名称と同じ表記で入力してください。集計はこの名称を目印にしているため、表記が揺れると拾えません
- ③ 金額を入れる: 金額は支払った額(税込)をそのまま入力します。免税事業者は消費税を分けて記帳する必要がないため、内訳を考える必要はありません
そこで、科目欄はドロップダウンから選ぶ形にし、一覧にない名称を入力するとエラーが出るようにしました。選んで入力しているかぎり、表記の揺れは起きません。もしエラーが出たら、その名称は集計されない綴りだという合図なので、一覧から選び直してください。
借方の差額・貸方の差額が、どちらも0であれば正常です。0以外の数字が出ていたら、どこかの仕訳が集計から漏れています(科目名が一致していないか、集計範囲の外に書いてしまっている可能性があります)。月末にここだけ見る習慣をつけると安心です。
増やすときは、いちばん下ではなく「途中」に行を挿入してください。たとえば200行目あたりの行番号を右クリックして「挿入」を選びます(まとめて増やすなら、複数の行を選択してから挿入します)。集計範囲の内側に行を入れると、数式もドロップダウンも自動で追随します。数式を書き換える必要はありません。
- 日付: 支払った日
- 摘要: 〇〇社 打合せ 電車代
- 借方科目: 旅費交通費 / 貸方科目: 現金
- 金額: 1,000
「借方」「貸方」がまだピンとこない場合は、お金が出ていったら貸方に現金・普通預金、その使いみちを借方に書く——という向きだけ覚えておけば、ほとんどの取引は入力できます。
無料で配る以上、「これさえあれば全部大丈夫」とは言いません。実際に対応できない範囲があるので、先に整理しておきます。
- 「優良な電子帳簿」の要件は満たせません(次の項目で詳しく説明します)
- 1つの仕訳で3科目以上を使う複合仕訳には向きません。借方・貸方が1つずつの形なので、複数科目にまたがる取引は行を分けて入力する必要があります
- 消費税には対応していません。免税事業者向けのため、税区分の入力欄も納税額の計算もありません(上で説明したとおりです)
- 確定申告書・青色申告決算書の作成機能はありません。試算表の数字を見ながら、別途作成する形になります
優良な電子帳簿の要件には「訂正・削除の履歴が残ること」が含まれます。Excelは上書き保存すると前の内容が残らないため、この要件を満たせません。つまり、このExcelで記帳を続けても75万円の控除は受けられません。75万円を狙う場合は、要件に対応した会計ソフトが必要になります。
逆に言えば、65万円までの控除を前提にするなら、Excelでの記帳でも問題ありません(65万円は「複式簿記+e-Taxでの申告」が要件で、優良な電子帳簿までは求められません)。まずは「帳簿をつける習慣そのものを作る」のが目的なら、このExcelで十分に足ります。
実務で見ていると、記帳が続かない人の多くは「やり方が分からない」のではなく「まとめてやろうとして溜める」ところでつまずいています。3か月分をまとめて入力しようとすると、レシートの内容を思い出せず、摘要が書けなくなります。
- ① 週に1回、15分だけ入力する: 溜めないことが最大のコツです。1週間分なら記憶が残っているので、摘要が書けます
- ② 迷ったら摘要に「なぜ」を書く: 科目で悩んで手が止まるより、先に入力して摘要に事情を残すほうが建設的です。科目は後から直せます
- ③ 月末に「検算」欄の差額が0かだけ見る: 中身の正しさは後回しでかまいません。「科目別集計」シートの検算欄で差額が0以外なら、どこかで入力ミスがあるというサインとして使います
なお、勘定科目の判断や書類の保存期間で迷ったときのために、無料で使えるWebツールも公開しています。あわせて使うと、記帳中に手が止まる時間を減らせます。
→ 入力するのは仕訳入力シートだけ
→ 一覧にない名称はエラーで弾かれる
→ 訂正削除の履歴が残らないため
→ ただし申告はe-Taxで行う
→ 続かない原因は難しさより間隔
→ 0以外=入力ミスのサイン
帳簿は、完璧に作ることより、まず続けることのほうがずっと大事です。1年分の記録が残っていれば、多少の科目の間違いは後から直せます。逆に、記録そのものがなければどうにもなりません。まずはこのExcelで、「毎週15分」から始めてみてください。
「この仕訳で合っているか分からない」「試算表の貸借が合わない」——ひとりで悩むと時間だけが過ぎてしまう部分です。税理士事務所での実務経験をもとに、資料の確認やお金まわりのご相談も承っています。
ココナラの出品サービスもありますので、そちらもご活用ください。
